§98. 裂けた感じのパターン

 ハンドルネームとURLを組み合わせて、チョッピリ裂けた感じのパターンを作成してみます。GIMPのフォーラムの一つである Gimpdome のチュートリアルから、Creating your own anti rip pattern の実践です。

 このチュートリアルでは、裂けた感じのフォントを使用していますが、普通の肉太フォントを加工して自分なりの感じにすると、もっと楽しめます。

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    作成したパターン適用画像。

Step1-2 ハンドルネームの入力。

Step 1

 ハンドルネームの入力。

    1/ 新規画像を作成します。また、背景レイヤーのレイヤー名を変更しておきます。

    ファイル>新しい画像

    サイズ=250×250
    背景=透明 レイヤー名=Background

    2/ 描画色は黒のまま、ハンドルネームのテキストを入力します。

    使用するフォントは、Bison(フリー)です。

    3/ ハンドルネームを入力したテキストレイヤーのレイヤー名を変更します。

    ハンドルネームが入力されているレイヤーを右クリック>レイヤー名を変更

    レイヤー名=Text-HandleName

Step2-1 URLの入力。

Step 2

 URLの入力。

    1/ 描画色は黒のまま、URLを入力します。

    作例のフォントは、DejaVu Serif Bold Italic を使用しています。

    2/ URLを入力したレイヤー名を変更します。

    URLが入力されているレイヤーを右クリック>レイヤー名を変更

    レイヤー名=Text-URL

Step3-4 Text-URL、Text-HandleName統合後。

Step 3

 二つのテキストの統合。

    1/ Text-URLレイヤーから選択範囲を作成します。

    Text-URLレイヤーを右クリック>不透明部分を選択範囲に

    2/ 選択範囲を2px拡大します。

    選択>選択範囲の拡大

    選択範囲の拡大量=2px。

    3/ Text-HandleNameレイヤーを選択し、[DEL]キーを押して、選択範囲を消去します。

    4/ 二つのテキストレイヤーを統合します。

    Text-URLレイヤーを右クリック>下のレイヤーと統合

Step4-4 作成したパターン。

Step 3

 パターンの作成。

    1/ Text-HandleNameレイヤーを任意の角度回転させます。

    2/ 作成されたフローティングレイヤーを通常のレイヤーに変換するために、レイヤーダイアログ底部の新規レイヤーボタンを押します。

    3/ 変換レイヤーのレイヤー名を変更します。

    レイヤー名=Text

    4/ Textレイヤーにアンシャープマスクを適用します。

    フィルタ>強調>アンシャープマスク

    設定値=Default

    5/ GIMPのパターンディレクトリに、このファイルを拡張子”.pat”で保存します。。

    作例では、Anti Rip.pat として保存しました。

    【NOTE】 パターンの保存先は、編集>環境設定>フォルダ>パターン で確認できます。

Step4-4 作成したパターン。

Step 5

 作成したパターンの使用。設定は全て任意です。

    1/ 新しいプロジェクトを開始します。

    ファイル>新しい画像

    サイズ=640×340
    背景=白

    2/ 適当に背景を作成します。

    作例では、

      フィルタ>マップ>プラズマ
      色>脱色
      色>着色

    3/ 新規レイヤーを作成します。

    レイヤー名=Pattern
    背景=透明

    4/ 作成したパターンを選択し、Patternレイヤーに塗りつぶしツールを適用します。

    塗りつぶしツールのプロパティで、

      塗りつぶし方法=パターン塗り
      パターン=Anti Rip Pattern

    5/ Patternレイヤーのレイヤーモードと不透明度を変更します。

    下に実画像を示しておきます。

実画像

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初版作成: 2011/01/10
By HIPPO